朝立ちとEDの関連性

朝立ちは、睡眠中に無意識の状態で勃起する現象のことで、正式には夜間陰茎勃起現象と言います。
性的興奮とは全く関係の無い現象で、交感神経が優位になるレム睡眠中に起き、ストレスの解消や勃起力のメンテナンスが目的とされています。
意識的に起きる事象とは違うため、EDとは一見関連性が無いように思われますが、勃起のメカニズムの点から深い関わりがあります。
視覚的、あるいは感覚的に性的な刺激を受けると、脳にある中枢神経に伝わり、脊髄神経を経由し末梢神経へと伝達され、最終的に陰茎へ達します。
この時に体内では一酸化窒素が放出され、血管の拡張が始まります。
弛緩状態にある海綿体には血液が流れ込み、血液を含んだ海綿体が硬化することで勃起となります。
EDには精神的な要因のほか、生活習慣病も原因の一つとなっています。
例えば糖尿病に罹患すると血流が悪くなるほか、神経に障害を引き起こすことがあります。
勃起するには海綿体へ流れこむ十分な血液が必要となりますが、血液の流れが悪くなることで、重度のEDを引き起こすこともあります。
性的興奮のある無しに関わらず陰茎部の血流は必須となるため、血流の悪化は朝立ちにも悪影響を与えることになります。
また、高血圧も糖尿病と同様にEDの原因となります。
陰茎部の血管は内径が2ミリ程度しか無いため、高血圧により陰茎部の動脈が硬化すると血管が詰まりやすくなり、血流が妨げられることになります。
当然ながら、朝立ちの際の勃起力も弱まります。
このように、通常時の勃起と朝立ちの際の勃起では、引き起こす要因が異なりますが、陰茎の拡張には血流が重要となることに変わりはないため、両者には深い関連性があると言えます。